ナイロン100℃「わが闇」のマチネを観劇。例によって休憩有りの3時間超。初夏の「犬は鎖につなぐべからず」も笑いは控えめだったはずだけど、豊かな華やかさがあった。新作の今回はそれにも増しての温度低め、灯りも暗めの舞台。決して煌びやかではなく、必ずしも痛快だったり、愉快だったりするものでもない。じわっと滲み出て、鈍く輝く。素晴らしいと思った。
舞台上で行われるすべてにおいて、演劇のポテンシャルを身をもって体現したと思う。云うなれば演劇の底力。やればここまでできるということを、派手さで誤魔化さず、着実に誠実に取り組み、そして証明している。余計なことは考えずに観るのがよいと思う。東京は30日まで。平日あるいは当日券ならまだ機会有り。
ナイロン100℃「わが闇」 (本多劇場)
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:犬山イヌコ、みのすけ、峯村リエ、三宅弘城、大倉孝二、松永玲子、長田奈麻、廣川三憲、喜安浩平、吉増裕士、皆戸麻衣/岡田義徳、坂井真紀、長谷川朝晴
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