夜、パルコで本谷有希子。前作、前々作と個人的に今ひとつな感じで今回合わなかったら、次回はスキップしようかな、と開演を待ちながら考えていたら、ずずっと引き込まれて2時間終了。面白い。ホームドラマじゃない、突飛な設定じゃない、フツーの日常空間での歪みに歪んだ人びとのお話。
いろいろな背景を背負いながらも、心の中で折り合いを付け、ふつうに暮らすふつうの家族。それがふとした、天災のような切っ掛けから折り合いが崩れていく。歪むことなんてふつうで、ふつうに暮らすということは歪みを抱えて、折り合いを付けて生きることなんだ、ってことを指し示しつつも、そんなことより、テンポとはち切れ具合がちょうどいい。ほぼ全員が好演。今度の本谷は面白い。
ところで、パルコ劇場は帰りのエレベータ待ちで、現実に引き戻すというか余韻を引きずらせない構造なんだろうか。
パルコ・プロデュース 劇団外、本谷有希子「幸せ最高ありがとうマジで!」 (パルコ劇場)
作・演出:本谷有希子
出演:永作博美、近藤公園、前田亜季、吉本菜穂子、広岡由里子、梶原善
comment
trackback
trackback url :
http://candylogue.net/mt/mt-tb.cgi/3237
advertisement